器を買いに
我が家の行事の一つになっている「たじみ陶器まつり」に今年も行ってきました。
いろんな器が安く買えるというのも魅力なお祭りですが
僕が好きなのは「クリエーターズマーケット」という作家さんの作品が
並んでいるところです。
やはり陶芸の本場のひとつだけあっていろんな方が
おられて見ているだけでも楽しいイベントです。
やはり作家さんも丁寧に作られてるせいか
ひとつひとつの作品への思いが溢れています。
丁寧に説明いただけます。
そして悩みに悩んで買ってきたのがこちらの一輪挿し
一輪挿しひとつ買うのに悩めるしあわせ。
「豊かさは外部からやってくる」でしょうか?
建築と庭と人と
土曜日のことですが大野町のくらしこさんのお誘いで住宅設計で有名な建築家
伊礼智さんの講演を聞いてきました。
とてもいい内容で現在の住まいを改めて考えさせられる機会となりました。
性能や大きさばかりが問われる現在の住宅。
そして何かにつけて問題になる境界線の問題。
実はそんなことばかりにフォーカスしていると逆に住みづらいものを
作っているという伊礼さんの警鐘のように受け取れました。
「大きすぎる家は下品」「いいなと思えば実測せよ」
「場所が変われば建物の向き、開口の位置もかわる」
「同じ形同じ窓の位置の建物が並ぶのは不自然」
「無理に開口を作らず、しぼる」
「住宅設計は外部をいかにとりいれるか」などなど
ときどき過激な発言もありましたがまさに「我が意を得たり」という講演でした。
庭の価値もすごく評価されていて我がことのようにうれしいことでした。
性能だけのことで言えば「庭」も例外でなく「腐らない」「汚れない」
「大きくならない」「虫がつかない」
「ゴミ(落ち葉)がでない」ことに意識をフォーカスしすぎて
本当に暮らしを豊かにすること気持ちよくすることが疎かになってないかと反省してしまいました。
そして、一番印象に残ったのは「豊かなものは外部からやってくる by野矢茂樹」ということば。
もしかしたら僕たちの仕事は豊なものをつくっているとは
いわないまでも豊かさを取り込む装置づくりなのかな
と思える言葉でした。
自分の仕事がまたひとつ好きになれる言葉をいただけました。
明日からがんばれそうです。
ちゃんと勉強もしてますよという記事でした(^^;)